ドキュメンタリー番組「遠い島〜硫黄島・その33年〜」('77年ギャラクシー大賞 )

やや、旧聞になってしまうが先月深夜枠で再放送。録画して、DVDに焼き付ける。

映画『父親たちの星条旗』&『硫黄島からの手紙』の話題性に乗っかっての再放送であることは否定できないが、このような良質な番組ならば大いに乗っかって欲しい。


初放映は'77年であるが、全く古さを感じさせない。加えて、わざとらしい「反戦の誓い」も「靖国の母や妻の叫び」もない、あるのは淡々とした切なさだ。


硫黄島」戦に関係のない人ほど、表面的な愛国的発言をする。皮肉を越えて間抜けだ。


戦争は、現場の当事者に近ければ近いほど、勝者・敗者に関わりなく心にキズを残すものなんだ、と思った次第である。(表面的な言葉を信じる「真面目な人」はわからないだろうが…)

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