2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「大林宣彦のa movie book 尾道(新版)」

大林作品で尾道の光景をみたら、次に現場にその身を置きたくなる。そんな人に、お薦めだ。 逆説的な言い方をすると、本書から大林作品に入ろうとすると何か仲間はずれにされたような気がするだろう。 まず、どれでもいい映画を観てから読め! である。

久石譲「ふたり(オリジナル・サウンドトラック)」

前日のやれやれの出来事の後に、聴く。こころのもやもや、上手く言えない不快感を洗い落としてくれる。映画の1コマ1コマが、頭によみがえる。 主題歌の「草の想い」は大林宣彦・久石譲の唄。映画に感動した方なら、素直に受け入れられるだろうが、予備知識…

悪徳商法?

株式会社フォーシーズンというところから電話が入る。 随分おいしそうな話だが、話し方はいたって誠実。 疑うのは簡単だけど、その一方で、何でも疑ってかかる自分に「やな奴!」と舌打ち。ただこちらのサイトを見て、やっぱり、と思う。 株式会社フォーシー…

モラル・ハザード (カドカワエンタテインメント)伊野上 裕伸 (著)

内容(「BOOK」データベースより) どんでん返しにつぐどんでん返し!裏切りにつぐ裏切り!保険金を手に入れるのは誰なのか?保険金詐欺の常習犯・滝村隆次が目をつけた高額商品“法人役員総合保証保険”。最後の大勝負として立てた詐欺計画は、抜かりなく進行し…

「下妻物語」嶽本野ばら

原作と映画が、違うのは当たり前のことだが、往々にしてどちらか一方に思い入れがあると、他方に対して失望感を懐くものだ。しかし、両者が『下妻物語』というタイトルであっても、それそれが独立した作品となっている。 小説の作法に則った原作を、映画の文…

「ふたり」監督・大林宣彦

千津子と実加は仲のいい姉妹だったが、ある日、姉の千津子が事故で死んでしまう。 ショックを受ける実加の前に、幽霊となった千津子が現れる。以来、千津子の励まし によって、実加は様々な苦境を乗り越えていく……。 赤川次郎同名小説を「時をかける少女」「…

『対岸の彼女』(文藝春秋)角田光代

beatleさんのご紹介の書籍。先日たまたま入った古書店にて遭遇。これも何かの縁と思い、すぐさま購入し、読んでみた。主人公は、小夜子と葵。専業主婦と独身の会社社長。小夜子はいつも集団に馴染めず、娘のあかりも同様だ。一方、小夜子の目から見た葵は、…

「MASTER of the STRINGS」(\1455)

HMVの宣伝文句に負け、購入しました。以下は、宣伝文句です。 激安!歴史的録音で聞く有名ヴァイオリン協奏曲集 マスターズ・オブ・ザ・ストリングス(10CD) 有名ヴァイオリン協奏曲コレクション1930年代から1940年代にかけて録音された歴史的な音源から…

『つぐみ』(1990)監督・市川準 原作・吉本ばなな

映画『ふたり』で中嶋朋子がよかったので、レンタルしてきました。 生まれつき身体が弱く、甘やかされて育ったつぐみはわがままな18才の少女。いつも死の恐怖と背中会わせの日常を送っているせいか、従姉妹のまりあはそんなつぐみに心を引きつけられていた。…

やれやれ、よかった。

先日、喉の手術を行なったエアロスミスのスティーヴン・タイラー(Vo)だが、その手術以上に困難だったことがあるようだ。Launch Radio Networks他によれば、彼は複数の公演のキャンセルに加え、いちばん辛かったのは言葉を発することができなかったことだと…

今回の書評は、ちょっと過激編

*1147487459*[書評]『まんざら』(毎日新聞社)中野翠何か気に入らない。何故だろう? 他人を批判しておきながら、公平さや著者の見解にオブラートがかかっているからだろうか。 落語のコラムに、落語に対して惜しみのない愛情を感じるし、映画評も参考になる…

『池波正太郎劇場』(新潮新書 ¥700)重森敦之

「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の人気シリーズの作者も物故してはや16年。時代小説を書く作家は多いけれども、未だによく読まれている。時代を越えて、人間が作品中に息づいている ことが過去のものにしない一因なのでは。 加えて、登場…

Aerosmithのスティーヴン・タイラー、緊急手術

スティーヴン・タイラー、緊急手術 長期オフを経てライヴ盤『Rokin' the Joint』のリリースに伴い、レニー・クラヴィッツと共に米ツアーを行ったエアロスミス。今月も北米日程が組まれていたが、先日、フロントマンのスティーヴン・タイラーが喉の不調を訴え…

アイヌ人・萱野茂氏、逝去

「日本は古来単一民族の国家」なんて、アホなこと30年ほど前までは単純に信じてきた。「アイヌ」の存在は知っていても、民族の帰属レベルの認識は皆無。そんな蒙を啓いてくれたのが、萱野茂氏だ。アイヌ文化のゆたかさを現代に伝えてくれた。合掌。

Wangさん直伝のjinkan風・水餃子

お休みなので、本日は家族にて中国人の御夫妻から以前教わった餃子を作りました。 東北地方−中国の方です、当然−出身の方なので、具には豚肉・ニラを多用。ニンニクは使いません。皮は、市販のものでなく、粉から練って作ります。皮を延ばす台は、ソバ用の物…

『青春デンデケデケデケ』芦原すなお(初出、河出書房新社、<後に、角川文庫>)

大林宣彦により映画化され好評を博したものの原作。全体の章立ては以下の通り。 1 It's like thunder,lightnin'!(雷はんじゃ、稲妻じゃ!) 2 Strummin' my pain with his fingers(わしの胸のせつなさをあいつはちろちろ爪弾いて) 3 Let's have a party!…

Mika風あれこれ

連休中に、娘が急に料理を作ると宣言!さあ、大変だ。読書もしてられない。 連れ合いと娘が買い物に行っている間に、こっそり隠れ家?に逃げ込む。ちらし寿司に飽きたらず、何故かパンを製作。3種類(ウインナー・ロール、チーズのパン、チョコ・パン)出来…