『山本直純フォエヴァー〜歴史的パロディコンサート〜』

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右のCDは、高校時代の親友Oくんからのプレゼント。たまに取り出し、今は亡き名人芸を楽しむ。
特に、お気に入りはプロコフィエフピーターと狼」である。なんと言っても語り手に古今亭志ん朝を得ていることに尽きる。


落語的世界の展開とでもいえるような、歯切れのいい語りで笑いと共に「ピーターと狼」の世界を構築している。
安直なパロディだったら、ものの3分で飽きてしまうだろうが、長時間一気に聴けた。


本CDは2枚組。DISK-1 [1,交響曲第45番「宿命」 2,ピーターと狼]DISK-2[1,ピアノ狂騒曲「ヘンペラー」2,ヴァイオリン狂騒曲「迷混」]
前者が、1967.7.25. 後者が、1969.8.9. ともに日本フィルハーモニー交響楽団。会場は、東京文化会館大ホール。ライブ録音。


パロディコンサートと銘打っているだけあって、バッハ,モーツァルトベートーヴェンシューベルトメンデルスゾーンショパンワーグナーブラームスチャイコフスキー等々、有名どころの作曲家はすべて登場。
耳慣れた曲を違和感なくつなげて聴かせてしまう。
山本直純氏の類い希なる才能を堪能できる作品である。



国鉄最終日('87.3.31)の梅小路蒸気機関車館にて。