『ゴ−外①−翻弄されない視座をもつ−』(アスコム)小林よしのり

攻撃の矛先、その内容には一定の説得力あり。その一方で、小林の「ナショナリズム」観には異議あり。今回「親米保守」をキ−ワ−ドとして、メディア(読売新聞社サンケイ新聞文藝春秋社,新潮社etc.)を検証。対象に対する批判は,論理的である。しかし小林いう所の「サヨクor左翼」に対しては,やや感情的な部分がある。
また,米軍による「劣化ウラン弾」攻撃を批判する心情と,日本の「核武装」がどのように結びつくのか理解できない。