「北の調べ〜フィンランド:ピアノ名曲集」舘野泉(p.)

フィンランド・ピアノ名曲集

フィンランド・ピアノ名曲集

今年の夏も終わり、いよいよボクの好きな秋の到来です。(まだちょいと早いか?) 魚屋やスーパーの鮮魚コーナーには、新物の秋刀魚が並んでいる。 土曜の昼は秋刀魚を焼いてたっぷりの大根おろしをつけて一杯やろう、と秘かに?誓う(笑)


秋風と共に、外出することも増え、またまた秋の京都を楽しめる。(ブログにもまた載せます)


今回は、涼を求めて北欧のピアノ曲を聴く。シベリウスは日本でも有名である。では、他の作曲家は?となると、とんと不案内だ。


このアルバムは、北欧の芸術家がいかに侮れないものかを教えてくれる。個人的には、マデトヤの作品がお気に入りだ。ショパンの影響は拭いきれない(と思う)が、単なる物まねではない。北欧にもフィンランドにも行ったことはないが、彼の地に興味を起こさせるメロディをもっている。


舘野泉は、これらの曲を繊細かつ丁寧に演奏している。

シベリウス
1. 練習曲op.76−2
2. 樅の木op.75−5
3. 即興曲op.5−5
4. ロンドレットop.40−7

リカント
5. 牧歌op.73−1
6. ゆるやかなワルツ
7. スケルツォop.6−4

メラルティン
8. 舟歌op.59−1
9. 蝶のワルツop.22−17
10. 高みにてop.98−3

パルムグレン
11. とんぼop.27−3
12. プレリュード=カプリスop.84−3
13. 5月の夜op.27−4
14. ヴェネツィアのゴンドラ漕ぎop.64−1
15. 海op.17−12

クーラ
16. 羊飼いのポルカ
17. 結婚行進曲op.3−2

カスキ
18. 前奏曲op.7−1
19. トロルのタップダンスop.15−1

マデトヤ
20. ワルツop.34−4
21. 古い記憶op.31−4
22. 伝説op.34−3

ハンニカイネン
23. 夕べに
24. ワルツop.17−1

リンコ
25. アリアop.1−4
26. 田園風メヌエットop.6−9


また、ご存じの方も多いと思うが、舘野泉は脳溢血で半身不随の身に。にもかかわらず、左手のピアニストとして今年復活した方だ。