「Band On The Run 」Paul McCartney & Wings

Band on the Run
6月にニューアルバムがでるので、復習もかねてポールのソロとWingsの音源を聴きなおしている。と言うことで、これが(その1)になります。年代を追ってではなく思いつくままに感想を書き連ねていきます。よろしければ、しばしのおつき合いを…。


さて、本アルバムについては、名盤として語り尽くされている感があるので、何を今更…、と思う方もいると推察します。が、何を隠そう(隠してどうする)発売された'73年12月当時、ビートルズは相変わらず聴いていたけど、ほとんど毎日クラシックばかり聴いていて、「ワルターの振る[ト短調]はモノラルだけど、ニューヨーク・フィルのほうがいい」とか「フルベンの[第9]はベルリン・フィルとのライブ盤の緊張感がたまらない」とか、まあオタク話ばかりしながら、たまに学校帰りに秋葉原に。(電脳街ではなくオーディオ街の頃です、念のため)


それに、ポールのソロは1stで失望−内容より、解散のショックが大きかった−して以来、やや敬遠気味でした。シングルで No.1ヒット出してたのもラジオで聞いてたけど、アルバム丸ごと聞くようになったの−それまではシングルばかり−は、恥ずかしながら、随分後のことです。


数多くあるポールのアルバムから、まず1枚となるとやっっぱりこれだよなあ。レコーディング直前にドラマーとギターが抜け、リンダとD.レインの3人でアフリカで苦労しながら製作したとは思えないような完成度だ。
特に、この1曲となると、9,「Nineteen Hundred And Eighty Five」。このグルーブ感がうれしい。まあ、それにしてもボーナス・トラックも含めて捨て曲なしのアルバムである。

<曲目>
1 . Band On The Run
2 . Jet
3 . Bluebird
4 . Mrs. Vandebilt
5 . Let Me Roll It
6 . Mamunia
7 . No Words
8 . Picasso's Last Words(Drink To Me)
9 . Nineteen Hundred And Eighty Five
〜Bonus Tracks〜
10 . Helen Wheels
11 . Country Dreamer