『校長先生とクジラ』'07 山村浩二/監督

宮崎駿を持ち出すまでもなく、日本のアニメーションは内容でも技術でも世界のトップの一つに位置するだろう。本作もまずその映像の美しさに目を奪われた。過去のシーンと現実のシーンの移り変わりも、音楽とともに見事だ。両者が上手に調和している。
この点だけでも、十分に大人の鑑賞に耐えうる作品だ。


それと同時に、捕鯨というものを再考させられる。個人的には、「クジラ」をもう日常的には食べないが、食文化としての「捕鯨」は昔からある。一概に「環境保護」の名の下に「捕鯨反対」とは思わぬが、クジラのおかれた現状を環境問題とリンクして考えることは無駄ではないだろう。


動画

くじラブ・ブログの記事を読むと、情報の一方通行の恐ろしさを感じる。(これは、自戒の意味で)
単に政府発表ばかりでなく、NGO側の意見・情報にも耳を傾けることは、大事だと思った次第だ。※BloMotion・キャンペーン参加記事