『愛と追憶の日々』'83  ジェームズ・L・ブルックス/監督&脚本 ラリー・マクマートリー/原作

愛と追憶の日々 [DVD]




先日、『マグノリアの花たち('89)』を観て、感動した。よってこの週末は、tougyouさんのご教示に従いハーバート・ロス監督の作品をレンタルしてこようと、勇躍レンタルビデオ店に。


予定としては、『グッバイガール('77)』か『愛と喝采の日々('77)』のいずれかだったのですが…。
tougyouさん「ゴメンナサイ」、シャーリー・マクレーンアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品をレンタルしてしまいました。
実は、今までこの作品を始めシャーリー・マクレーンの出演したものは殆ど観たことがなかったのです。
しかし、『マグノリアの花たち』の演技が凄く良かったので、ではでは彼女の代表作を、と思い今回はこの作品をレンタルしました。

<あらすじ>
テキサス州ヒューストン。
48年、赤ん坊のエマを心配そうにみる母親のオーロラ(シャーリー・マクレーン)。
56年、夫が死亡し、心細くなったオーロラはエマのベッドにもぐり込む。
64年、隣家に宇宙飛行士のギャレット・ブリードラヴ(ジャック・ニコルソン)が、引越して来た。

69年、エマ(デブラ・ウィンガー)は自室で親友のパッツィーと一緒にマリファナをふかしている。明日はエマが結婚する日だ。だがオーロラは娘の夫となるフラップ・ホートン(ジェフ・ダニエルズ)が気にくわない。「大学教師では先が知れている。娘の人生はこれで台なしになってしまう」というのだ。ついにオーロラは結婚式にも出席しなかった。結婚式の翌日、娘にそむかれたという思いのオーロラが、窓から覗くと、隣のギャレットが女をつれて家の中に入って行った。パーティでエマは妊娠したことを告げるが、オーロラは喜ばない。

70年、フラップはアイオワ州デ・モインの大学に迎えられることになり、エマはオーロラ、パッツィーに別れを告げる。ヒューストンでは、オーロラがふとしたことから、ギャレットと会話をかわし、昼食に誘われた。

78年、エマは3度目の妊娠で家計が苦しくなり、オーロラに少し金を貸してくれないかと頼むが、オーロラは拒否する。5歳になった次男のテディが、パパが帰って来たと告げる。今日も朝帰りだ。図書館でいねむりしたと弁解するフラップに、くってかかるエマ。スーパーのレジで金が足りず、恥かしい思いをしでいるエマに中年男のサム(ジョン・リスゴー)が助け舟を出してくれた。サムは銀行の貸付け係であった。
ヒューストンでは、オーロラが8年前の昼食の誘いを受け入れ、デートする。やがて、エマはサムと、オーロラはギャレットと浮気をした。

フラップはネブラスカ州リンカーンにあるカーニー州立大の英文学部長の職をオファーされた。エマは大学のキャンパスで、夫が女子大生と親しそうに話をしているのを見て怒りを爆発させ、長男のトミー、次男のテディ、長女のメラニーをつれてオーロラのところへもどった。しかし、夫の電話でエマは帰り、一家はリンカーンに移る。エマは医者の診察を受け、悪性の腫瘍とわかった。パッツィーはエマをニューヨークにつれて行き、ニューヨーク見物をさせた。リンカーンにもどって病院に入るエマ。病状が悪化し、息子2人に別れを告げたエマは、間もなく死亡した。トミー、テディ、メラニーは祖母であるオーロラが育てることになった。
愛と追憶の日々(1983) - goo 映画

主演の2人のみならず、脇役が素晴らしい。大体、成功作には必ずキラリと作品にアクセントを加えるような役者が出ている。
本作では、ジャック・ニコルソンでしょう。シャーリー・マクレーンとの絡みのシーンもいいのですが、ラストシーンで母親を失った長男の肩を抱いて、自宅のプールに誘うところが泣かせます。


これは母娘だから描けたテーマだな。とても、男の入る余地はないなあ(笑)