『Jam Films S』'05
この映画も深夜枠で放映したもの。録画して鑑賞。
「新進気鋭の7人の監督が個性豊かな独自のワールドを展開」とのこと。
7作の短編集。
「Tuesday」監督:薗田賢次 出演:ZEEBRA、岩堀せり、金井勇太
「HERVEN SENT」監督:高津隆一 出演:遠藤憲一、乙葉
「ブラウス」監督:石川均 出演:小雪、大杉漣
「NEW HORIZON」監督:手島領 出演:綾瀬はるか
「すべり台」監督:阿部雄一 出演:石原さとみ、柄本時生、山崎まさよし
「α」監督:原田大三郎 出演:内山理名、スネオヘアー
「スーツ -suit-」監督:浜本正機 出演:藤木直人、小西真奈美、濱田マリ
※公式サイトは、こちら。
それぞれの<あらすじ>は、上記の公式サイトでご確認下さい。
とにかく7本もあると、こちらの好みに合うものとそうでないものが、はっきりする。
個人的に最も面白かった作品は、「すべり台」。
転校する女子中学生が、幼なじみの男子に7年前の事故の罪滅ぼしに「何でもする」と言う。
さて、その成り行きは……。
石原さとみは、いかにもよくいる中学生を熱演している。
加えて、山崎まさよしが、いい。観客の抱く疑問をそのままぶつけているのが、笑える。
また、「α」と「スーツ -suit-」は、現代人が陥りやすい心理を見事についている。
両者の視点は違うのだが、他人と「同じなら安心」とか、肝心なことすら「他人任せ」といった、
思わず「ギクリ」とするような事柄を軽薄に描き出すことに成功。
上記の3作を観られただけでも、得した気分になれた(笑)