『Good to Be Bad』Whitesnake

Good to Be Bad

白蛇、11年ぶりのスタジオ録音。ここ数年は、リユニオンしてワールドツアーをするという活動。
ライブ音源や映像はあったものの、新曲は少なかった。


キャリアのあるバンドだから、ヒット曲や名曲はたくさんあり、ライブのセットリストに困ることはない。
でも、他のバンドやソロの歌手や奏者にもいえるけど、やはり新曲が聴きたい。
単なる、懐メロに終始しないで、現在の姿も知りたいのは、当然のファン心理ではなかろうか。


「GOOD TO BE BAD」
1 ,Best Years
2 ,Can You Hear The Wind Blow
3 ,Call On Me
4 ,All I Want All I Need
5 ,Good To Be Bad
6 ,All For Love (Reb Beach Solo Version)
7 ,Summer Rain
8 ,Lay Down Your Love
9 ,A Fool In Love
10 ,Got What You Need
11 ,‘Til The End Of Time


絞り込んで11曲。ヘビーな曲あり、バラードあり。
昔からのファンの期待を裏切らない仕上がりだ。
1,は、モダン・ロック風なんだけど、クラシック・ロックの香りがプンプン漂ってきて、一気にアルバムに引き込まれる。
懐メロ風でないところが、うれしいなあ(笑)


いつものことだが、D.カヴァデール以外のメンバーは、ここ数年で集めたプレイヤーばかり。
でも、二人のギタリスト、D.アルドリッチとR.ビーチは、見事にバンドに溶け込んでいる。


11,は、デビカバらしさがよく出ているスローなブルーズ・ロック。リードをとっているのはD.アルドリッチだと思うけど、いいなあこのギター。
個人的には、一番気に入っている曲。


ボクは、このバンドに関しては、80年代半ば以降のアメリカでブレイクしたゴージャスなアルバムより、シブーイ感じの70年代末から80年代前半のアルバムのほうが、好みなのです。
そんな、ファンも満足できるアルバムである、と思う。