「SOMETHIN' ELSE」Julian"Cannonball"Adderley

キャノンボール・アダレイ(as) マイルス・デイビス(tp)ハンク・ジョーンズ(p)サム・ジョーンズ(b)アート・ブレイキー(ds)

Somethin' Else

Somethin' Else


愛聴盤の1枚。何と言っても「枯葉」のマイルスの入り方が、ぐっと来る。映画「死刑台のエレベーター」の音楽でマイルスには魅せられていたので、なおさらだった。

HMV レビュー

キャノンボールの名義ながら実質的にはマイルスのリーダーシップの匂いが強い作品。1958年の録音でしかもBNからの作品にもかかわらず、ここでのサウンドはすでに60年代にマイルス志向するサウンドの萌芽がが見とれる。キャノンボールさえ抑制的にさせてしまうマイルスの神通力こそが時代を次のステップへと連れて行った。コンセプト的にはマイルス以外はまったく別の次元だがそれでも“ズントコの枯葉”はいつ聴いても名演だ.

その他のレビューでも、実質的には「マイルス」のアルバムという意見が圧倒的。契約の関係でキャノンボールの名義になったとか、とも言われている。その真偽はともかく、マイルス抜きには語れないアルバムであることは、確かである。


個人的には、この「枯葉」を聴くと、映画のシーンに是非使ってもらいたい気がする。多分、ボクだけの感想だろうけど…。

<収録曲>
①枯葉 
②ラヴ・フォー・セール
③サムシン・エルス
④ワン・フォー・ダディ・オー
⑤ダンシング・イン・ザ・ダーク
⑥アリソンズ・アンクル ※1

※1この曲は、LP盤には収録されていない。