これで国際電話も…

国際電話って、高くて不便なイメージがある。


初海外は、'78年にソ連時代のロシア・カザフスタンウズベキスタンタジキスタンと隣国アフガニスタンだった。その当時、日本に電話したくとも、繋がるまでに何時間かかるかわからないということだし、なのに料金は可成り高いとのこと。当然、あきらめる。(貧乏学生でしたから)


また、'80年代にヨーロッパ旅行に行った友人にスイスのホテルに電話した。数週間後にきた請求書に目をむいた。(なんと、○万円でした<悲惨>)
さらに、'80年に中国旅行した際、上海から東京に電話をした。そのときは、3分も話さずにただ用件を伝えただけなのに、3000円程度請求される(溜息)


そのせいか、近頃はとんと国際電話とはご無沙汰で、海外旅行中の親戚や友人との連絡には、電話よりメール(ネット・カフェを利用)、である。まあ考えてみれば、メール を利用したら国際料金など気にする必要はない。ただ、ネット・カフェを利用するので、日本にいる方はいいが、旅行中の人はそうそうできるわけではない。


それが、最近では国際電話が費用面で随分利用しやすくなったようだ。いろいろな会社があるが、最近見つけたのは以下だ。


国際電話『スマッシュコール』は面倒な手続きなしで、すぐ利用ができる。
その料金にちょっと驚き。この会社のHPから、どの国に何分通話していくらかかるかのシュミレーションができることだ。料金は、24時間均一とのこと。


ちょっと試してみた。日本からイギリスに15分の通話で、一般電話なら270円、携帯なら600円だ。市外電話でさえ高かったことを知っている世代の方なら、目が点になる。まさにhttp://www.smashcall.com?skcp=3001 といえる。


今夏、イギリスに2ヶ月会社の研修に出るS君とも15分間なら、スタバでラテを頼むのとほぼ同じ金額!このサービスとメールを利用すれば、疎遠になることもなく近況を伝えることができる。


こんな安くなったのは、ある意味、格安航空券と同じからくりだ。

飛行機を1台飛ばすのにかかる料金は同じ。
       ↓
なら、なるべく空席をつくらない方がいい。
       ↓
そこで、あまった航空券を仕入れた旅行会社が安く売る、という訳だ。(これは、過去いろいろと利用してきた)


電話回線も同様で、回線を持っている事業者(NTT、KDDIなど)は、電話が非常に多く使われた時にも耐えうる容量の回線を持っているが、普段は十分余裕がある。だから、その分を安く卸売りしている、ということだ。


スマッシュコールはそういった回線を仕入れているとのこと。言われてみれば、なるほどである。
まさに格安国際電話だ。 こんなことで国際電話がかけやすくなるのは歓迎だ。