過去の旅行(懐カシ〜〜ィ)<その1>

入之波温泉


10年程まえからネットを使い出し、このブログを始めいろいろとやってきた。

メール以外では、海外のマイナーレーベル−例えば http://www.aorheaven.com/ −からメロディック・ロックのCDをまとめて購入したり、コンサート・チケットを「@ぴあ」や「ウドー」で予約したり。
それまでは、マイナーな輸入盤は東京に行ったときに新宿レコードhttp://www.mmjp.or.jp/shinjuku-rec/sjk/やディスク・ユニオンhttp://diskunion.net/index.htmlで、コンサート・チケットは友人と電話を駆使して発売と同時にかけまっくったり、連れ合いはデパートのチケット売り場に開店とともにダッシュ−1Fから6Fまで、階段を一気に登ったとのこと−する、といった具合に思い出にはなるが、不便であったことは否めない。


旅行に関しても、ガイドブックを購入して適当にホテル・旅館に電話予約−何回か悲惨な宿にもぶつかる−したものだった。
温泉が好きで、北海道から九州までいろいろ行ったが、最も思い出深いのは。以下の所。


独身時代の自動車ひとり旅。紀伊山地の奥の方にある入之波(シオノハ)温泉に向かう。いわゆる秘湯というのでしょうか。有馬温泉のような温泉ガイドでチェックすれば多くの宿がヒットする有名な温泉地ではない。友人で知っている者はなかった。


京都から数時間かけて到着。吉野から先は、自動車にすれ違うこともまれだった。
行った先は、まさに鄙びた温泉宿。大浴場にはボクひとり。とにかく静寂そのもの。耳にするのは、鳥のさえずりや虫の音ばかり。
日がな一日、文庫本を2,3冊携帯し、散策の途中、切り株に腰を下ろし読書。誰とも口を利かずに日中を過ごす。宿に帰り、温泉につかった後、ビールを片手に読書。TVもラジオも新聞も無縁の数日だった。まさに、命の洗濯をして帰途についた。


ネットを利用するようになってからは、Yahoo!トラベル や楽天トラベルやBIGLOBEトラベルといったサイトをおりおり活用している。ネットにかけると、日本中の温泉にヒットするので、便利と思いつつも、なんか隠れ家がなくなったような気も…(苦笑)


ただ、例えばBIGLOBEでは、口コミ情報をはじめ使い方を心得ば、かなり利用価値が高い。特に旅行社に行ったり、直接ホテルに電話するのが、面倒だったり、時間的に制約があったりする人には、欠かせないサイトだ。実際、ボクはほとんど深夜にチェックして予約する。