夢はシルクロードのオアシス

NHKの「シルクロード」関連の番組を'80年代の初めから観ている。'80年夏に上海のホテルで観たのは何とも思い出深い。10代の頃から、あこがれとともに研究対象としても関わってきた。

夢が高じると、どうも1年でも、半年でも良いから住みたくなるのだ。シルクロードの諸都市のどこかに。第一希望は「サマルカンド」第2希望は「ブハラ」第3希望は「カシュガル」だ。(この時点で、家族はあきれ顔ですが…)
やはり何と言っても、サマルカンドだ。古代から中世にかけての歴史の町。歴史上何度かこの都市は破壊されたが、その度ごとに蘇る。
著名な建築物・遺物は多いが、でも真っ先にしたいことはアフラシアブの丘に立ち古代のソグド人に思いをはせたいのである。


映画『80日間世界一周』に倣って世界旅行をしたいと思う反面、ひとつの国or都市に滞在し、いわゆる観光では味わえない経験に憧れる。
「STAY.JP」では、ステレオタイプの内容ではなく、現地の生活に密着した日本人によるレポートだ。
いわゆるプロのライターが書いたものじゃない。それ故の良さというものがある。それは、対象に対する愛情が仕事絡みのものとは本質的違うことが分かるからだ。
「ソウルの達人」はまさに、現地にいなければわからないレポートだ。特に「ソウルの路上の売店」の話は、面白い。意外な商売が結構儲かるものなんだと、思わず感心。

昔から、海外旅行では『るぶぶ』よりも『地球の歩き方』の方を信用していたので、このようなサイトは外国を多角的にみる一助となること請け合いだ。