『東京裁判』'83  小林正樹/監督

東京裁判

14日は台風による雨で、終日家にいた。四条方面に出て、「鉾」や「山」をみて晩から、西京極でサッカー観戦を予定していたがすべて変更して、読書したり・ネットをしたり・DVDで映画を観たりで時間を過ごす。


まあ、これはこれで楽しい時間で、あっという間に深夜になってしまった。
本の通販はセブンアンドワイを見ていたら、面白い特集があった。
特集「あなたは真実を何も知らない〜封印された最大の謎に迫る!〜」だ。


その中に「真実を目撃せよ」には、DVDでオリヴァー・ストーンが「9.11同時多発テロ」での二人の湾岸警察官の活躍を描いた『ワールド・トレード・センター』や以前ブログでも紹介した、地球温暖化の危機を訴える『不都合な真実』が紹介されている。


書籍では
『ウルトラ・ダラー』(手嶋竜一・著)


『世界史迷宮入り事件ファイル クレオパトラの死の謎からダイアナ謀殺事件まで』(世界博学倶楽部・著)

といったように、ボクの購入意欲をそそるものばかりなのだ(ヤバイなあ<笑>)


今回、ボクの目に留まったのは小林正樹監督『東京裁判』である。
この映画は、上映時に映画館で観た。それまでに、『落日燃ゆ』(城山三郎・著)や『東京裁判<上下>』(児島襄・著)を読んでいたので、この裁判にはいろいろな法律上の問題があることも、戦前の軍部−特に、陸軍−の暴走もわかっていた。
それでも、いろいろと考えさせる内容であった。
単純に、東京裁判史観を言い立てて戦前・戦後の見直しを主張する愚。
また、思考停止したまま謝罪して、過去の歴史を無反省に否定してしまう浅薄さ。


現・総理の言葉を借りると、「美しい国」でありたいのなら一人一人がこのような映画を観て、自分の脳味噌で考えないとね。成熟した大人の国にはなれないのでは…。