ブラームス「ピアノソナタ第3番」エレーヌ・グリモー(p.)

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、京都は昨日の雨以降、吹く風が秋の気配を運んできます。
というわけではないのですが、毎年秋を感じると記念してブラームスを聴きます(全く個人的な年中行事ですが…)


今年は、「何にしようかなあ」とCD&LPを物色。高校時代に小遣いはたいて買った(あの当時は大げさではなかった!)、「ピアノ協奏曲第2番」(リヒテルp. マゼールcon.)に傾きましたが、以前購入したグリモーによる「ピアノソナタ第3番」に。
彼女のCDを初めて聴いたときの衝撃は今もよく覚えている。


レコーディング時('91.12)、20代前半だった彼女であるが、完成度の高さに驚きを感じる。個人的な好みはいろいろあるだろうし、ボク自身いわゆる巨匠の演奏も大好きだ。


万人が支持するとは思わないけど、これまでイメージしてきたブラームス像とは別の側面を見せてくれる演奏である。
個人的には、忘れられないのだなあ。

若き日のエレーヌ・グリモー