しっかり選ぼうあなたの町の英会話スクール

10月26日付けの夕刊一面を見て、驚いた。何と英会話学校の「NOVAが更正法申請」(京都新聞'07.10.26夕刊より)とあるではないか!数ヶ月前より、「家賃の不払い」とかで紙面を騒がせていたけど、「負債439億円」とは…。民間業者なのだから、営利をはかるのと当然としても、この負債金額をみたらとても同情の余地はない。
新聞には、「57万円のレッスンポイント」を購入した女性が「まだ40万円分以上残っている。」とコメントしてるが、こんな状態なら1割が戻ってくるのが関の山かな。かわいそうだけど、業務再開を祈るしかないのでは。更新された「NOVA」のHPみると、楽観は全くできない感じ状況のようだ。
多分、「NOVA」は全国展開して、教室数は多く、TV・CMでお馴染みだから安心、と思い利用された方は多いのではなかろうか。


やはり英会話に限らず、習い事を開始する際には、始めから数10万円もの金額を要求するところには、用心するべきだろう。何事にも、契約内容を利用者自身が確認しなければ、今回のような悲劇が繰り返されるのではないだろうか。
数日前に開設された「あなたの町の英会話スクール」では、利用者の目的に従った全国の英会話学校を紹介している。例えば、「TOEIC/TOEFL対策」「スクール選びの検討項目」といった利用者に気を付けるべき点を指摘している。


過去、英会話を習ったとき、まず感じたことは「生きた英語」というか「Current English」というのは、やはり英語を母語に持つ教養豊かな人に習わなければ、ということだ。
英国・米国の男女講師複数の方に教えていただいたことがある。面白いことに、国籍で英語の内容の若干違ってくる。
英国の先生に習ったときに、「1階」は「the ground floor」で「2階」が「the first floor」。これが、米国だと「1階」が「the first floor」となるのは、知識としてはあっても、実際使うとなかなか焦る。思わず、逆を言ってしまったりなんて類の失敗もした(苦笑)


ただ、文法や和文英訳は、日本語の日常会話が達者レベルの人では物足りない。というか、不満があった。質問しても、満足できる回答を得ることが少なかった。おそらく、日本人が疑問に思うところを的確に把握して、適切な言葉−英語でも日本語でもいいけど−で解説できるような人は、まれなんだろうな。
だからこれから英会話を日本で習うとしたら、ドナルド・キーン氏とかピーター・バラカン氏のような方に教えてもらいたい(完全な見果てぬ夢ですが…<笑>)。


試みにこのサイトの検索を利用してみる。まず、エリア検索で京都府を調べる。また、条件検索(駅名)で「蒲田」を入れてみる。とまあ、このような使い方でチェックできる。
身銭を切るわけだから、くれぐれも慎重に調べて、自分の目的に適った英会話学校を選択すべきだろう。