冬の京都もまた、よし!

京都をおけいこ
年の瀬が迫り、さすがに観光客の数も一ヶ月前とは、大違い。
しかし、京都通を目指すなら、冬の京都がお薦め。観光シーズンには見られない、街の表情を伺うことができるのだ。


ボクは、年末の29日か30日にあちこちと散策する。
確かに、「花も紅葉もなかりけり」の時期。でも、肌を刺すような北風を受けながら師走の京都を味わうのもいいものだ。
門松を立てたり飾り物をしたり。街全体が、新年を迎える準備に余念がない。
だから、ボクは錦市場の年末の喧噪よりも、老舗の商店の前を歩くのが好きだ。伝統の重みとも言うべき、何ともいえない味わいがある。(御店の人にしたらそれどころではないでしょうが……<笑>)
↓師走にこの路を歩くのが好きです


また、1月・2月でも、初詣や節分の時期をはずせば、人気のない京都を楽しめる。
寂寞とした「哲学の道」をコートを着込んでの散策は、また別の京都を見る思いがする。
歩き疲れたら、小粋な店で熱いのを一つ注文。酒が五臓六腑にしみわたり、寒さで震えていた身体も暖まる。
そんな体験したら、少々寒くても散策したくなる。


雪の日には、鴨川沿いの店で雪の降る様をしみじみ見るのもいい。雪が覆い隠した景色は、別の京都の一面を見る思いがする。
観光業者の方には、申し訳ないが、観光客の少ない時期の京都は、ボクにとってとても好きな時の一つだ。
京都旅行をするなら、この時期もいいですよ。