『幸福の黄色いハンカチ』'77 山田洋次/監督  山田洋次・朝間義隆/脚本

[rakuten:es-toys:10111066:image]


先日、山田洋次の初期作『下町の太陽』を見たら、本作が見たくなった。
大学時代に見て感激。その数年後にビデオ鑑賞し、前回以上に感動。
その後、数回鑑賞。ダビングしていたビデオが行方不明になっているので、今回はレンタルして鑑賞。


ピート・ハミル原作の映画化。また、ドーンの曲としてもなじみ深い。
第1回日本アカデミー賞
最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞・最優秀主演男優賞・優秀主演女優賞・最優秀助演男優賞・最優秀助演女優賞・優秀音楽賞
という具合に、総なめに近い状態。


物語は、それどれ別々に北海道に来た若者二人(武田鉄矢桃井かおり)と網走刑務所を出所した中年男(高倉健)が、ひょうんなことから同じ自動車で数日過ごすロード・ムービーである。


刑務所を出所した男が、無理矢理離婚した元・妻に
「もし、まだ俺を待っていてくれたら、家の前の物干し竿に黄色いハンカチを出して置いてくれ」という内容のはがきを出す。
男が、元・妻の所に行くまでを心に傷を負った若者二人と連れだって……。


腕っ節は強いけど、口べたで情けないところもある中年男。言うまでもないけど、高倉健が好演。
助演の二人(武田鉄矢桃井かおり)もいい。
でも、出番の少ない倍賞千恵子が、凄く良い。特に、ラストの台詞のないシーンは、泣かせる。
言葉ではなく、表情で演技できる女優さんだ。


改めて、感動。どうも、涙がでそうになる。昔は、こんなのは苦手だったが……(苦笑)
映画の感動がジワリと伝わります



また、現在、ハリウッドでこの映画のリメイクを撮影中であろうと思う。
ネットでこの映画のリメイクについて検索してみると、ガッカリする記事や書き込みが見つかるものだ。

山田洋次、馬鹿じゃないか? そもそも、原作はO・ヘンリーの「幸福の黄色いリボン」だろ。
誰も山田洋次の映画を、真似わけじゃあるまい。

こんなこと書いて、恥ずかしくないのかね?
無知or不真面目な人間を相手に、とやかく指摘するほどひまではないので、引用先は示しません(笑)
O・ヘンリーの作品に本当に「幸福の黄色いリボン」はあるの?
寡聞にして、ボクは知りません。
引用先を知りたい方はグーグルにて「O・ヘンリーの「幸福の黄色いリボン」」で検索してみてください。

また、マイコミジャーナルというサイトでも……。

黄色いハンカチを飾って待つ女性(賠償美津子)のキャストは現在のところ未公表。

「賠償美津子」とは恐れ入った!
この記事、昨年の2/13付なのに、筆書自身気づいてないのかなあ?
変換ミスで済ます。そのつもりなのだろうか。いやあ、マイッタ(冷笑)