NAXOSレーベルの私的楽しみ方−その2−


このレーベルの楽しくなるところは、有名作曲家のあまり聴く機会のない曲を紹介してくれるところだ。
今回、紹介するのは、メンデルスゾーン


この作曲家は、ヴァイオリン協奏曲ホ短調交響曲スコットランド」や「イタリア」が有名。
でも、ナクソスのサイトには、以下のような説明が。

「メン・コン」だけじゃない、泣かせるメロディーと華麗な名人芸


メンデルスゾーンMENDELSSOHN(1809-1847)
「ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲ニ短調/ヴァイオリン協奏曲ニ短調
マラト・ビゼンガリエフ(vn)/ベンジャミン・フリス(p)/アンドリュー・ペニー指揮/ノーザン・シンフォニア


バックが管弦楽ではなく弦楽合奏のためか、超名曲・ホ短調ヴァイオリン協奏曲の陰で、習作扱いで冷飯を食
らわされがちの、隠れた名作2曲です。ありそうで実は例の少ない二重協奏曲は、ほどよい哀愁と感傷の匂いが
漂う中、両ソロ楽器が名人芸の火花を散らす華麗でカッコいい曲ですし、ニ短調のヴァイオリン協奏曲も同様
に情感と華やかさに溢れる、聴きごたえのある曲想を持っています。さらに両曲ともメンデルスゾーンがなん
と13〜14才の頃に作曲されたというのだから驚きです。作品の中に僅かに残る「青臭さ」すら、爽やかなチャー
ムポイントといえるでしょう。
http://www.naxos.co.jp/title.asp?sno=8.553844&cod=1078

正直な感想。
「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」は「ホ短調」に比べるとイマイチの感が否めない。が、曲としては退屈しない。
比較する相手が、超のつく名曲だから仕方ないか。


また、「ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲ニ短調」は、とても魅力的な曲だ。
特に、第3楽章のヴァイオリンとピアノの掛け合いがなかなか盛り上がる。


確かに、曲の展開がボクのような素人でも読める感じなので、「習作扱い」というのもわからなくもない。
とはいえ、並の曲ではありません。
聴いていると、聴き入ってしまう。
もっと演奏されたらいいのに、と感じるのはボクだけではないと思う。どうだろうか。