『中国の鳥人』(新潮文庫)椎名誠


先日、モックン主演の同名映画の原作。
中国南方の奥地の村を舞台に日本の商社マンが煌玉の買付けに行く。


そこで「鳥人」に出会い、あこがれて、自らも「鳥人」になることを試みる。そ
して、その顛末は……。


映画とは、登場人物が異なり、全く違う物語と考えるほうがいい。
大森望氏によれば)「SF小説」というより「秘境ファンタジー」という感じだ。
とても面白い短篇で、中国奥地にある桃源郷をイメージさせる作品だ。