「雑草の生活」(新潮社)中嶋朋子

雑草の生活


役者は、感性が勝負。そう思っている。著者は、子役時代−「北の国から」−から30代で1児の母となっても現役の女優として活躍している。彼女の感性は、本書を読めば明白だ。やはり常人とは違う。悪い意味ではなく、良い意味で「変人」だ。それが映画「つぐみ」・「ふたり」の演技に反映されているのだろう。

本書は、雑誌に掲載されたエッセイをまとめたもので、安っぽい私生活の切り売りをしてないところが良い。

誰とは言わぬが、政治家と結婚して選挙の事前活動目的で大々的にマスコミに露出する輩は、役者として失格だね。というか、単なる「人寄せパンダ」にすぎないね。