「文庫のクチコミランキング」

セブンアンドワイ文庫のクチコミランキングという企画を展開している。
「知らず知らずのうちに何度も読み返してしまう。」とか「あまり有名ではないけれど、この本は隠れた名作。」
こんな感じのうたい文句で、お気に入りの一冊を投票してする、というもの。


この企画の参加方法は、至って簡単で


「文庫のクチコミランキング」キャンペーンページにアクセス
  ↓
投票フォームに下記項目を記入。そして、応募ボタンを押す。これで完了!

・テーマ(選択肢あり)
・タイトル
・著者名
・希望賞品
・当選時の賞品届け先
(投票受付は2007年9月26日まで)


これなら任せて、という感じだ。ボクの蔵書は、ミステリー通の連れ合いからは「よくもまあ、これだけ退屈な本をさがしてくるわね。」と感心とも酷評ともとれる言葉を承るのであるが…(まあ、酷評でしょうけど<笑>)
この一冊というなら、大いに悩んで、おそらく投票する人は皆無と思われる『共産主義的人間』(林達夫・著)かなあ。
大学生になって、初めて読んだ本だったかと記憶している。現在は、中公クラシックスの中に『歴史の暮れ方/共産主義的人間』で目にすることができる。



あの当時−'70年代−は、とりあえず背伸びして難しい本を悪戦苦闘して読んでいたような。
ほぼ同時期に『邪宗門』(高橋和己・著)とか『堕落論』(坂口安吾・著)とか読んでたけど、理解できていたのかなあ(かなり怪しいですが…)。どうも表面だけ分かったようになっていたみたい。


プレゼントが当たる云々より(当選したら嬉しいけど…)どんな本が上位に来るのかなあ。たぶんベストセラーものばかりなんだろうなあ〜。
だから、セブンアンドワイには、少数意見の公表も何らなのかたちでして欲しい。