岩倉実相院〜三宅八幡

これは、11月24日の散策です。


本日は仕事をおやすみして、いざいざ紅葉見学に。
自宅→子供の楽園→国際会館→岩倉実相寺→岩倉具視幽棲旧宅→京都市岩倉図書館→三宅八幡神社→自宅 を歩いて、秋の京都を楽しむ。



昼食後、午後1時過ぎに出発。川端通りを北上し、北山通りで橋を渡り、アピアルイン京都の横の路を通って「子供の楽園」方面へ。
↓この路は良く歩きます


そして、横目に工事中の「子供の楽園」を見ながら地下鉄「国際会館」駅前に。ここで宝ヶ池通りを渡り、岩倉川沿いに北上。

途中横道から東に向かい某学校のグランド前に出て北上、叡電岩倉駅を通過して、ひたすら北上。
この辺りまで来ると、かなり素朴な景色が広がります。農家も多く、以前いた教え子の中には、家で栽培した米を精米して食べるという生徒もいました。


のんびり歩いたので、岩倉実相院まで、自宅から1時間半くらいかかってしまいました。
床紅葉で有名なこの寺院は天台宗寺門派の単立寺院。門跡寺院−皇族その他の出身者によって相承される特定の寺院−だそうです。本尊は「鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王」とのこと。
確か、不動明王大日如来の使者とか化身といわれているので、なんで真言宗ではなく天台宗なのか、門外漢のボクには理解できかねますが……。


門前には、観光客の自動車やタクシー・観光バスがたくさんあり、寺院内に入ろうかと思いましたが、あまりの人の多さに、Uターン。他所から来た方は、是非この機会に「床紅葉見学」をするのでしょうが、それは地の利を生かして、ウィークデイに出直すことに。外から写真を撮り、岩倉具視幽棲旧宅へ。

↓意外にも、実相院前の公園の紅葉が綺麗でした

実相寺の前にある喫茶店。ネーミングに魅せられてつい一枚撮影。(ビートルズ・ファンだからねえ、ついつい<笑>)


歩くこと2分くらいで、岩倉具視幽棲旧宅の前に到着。

ここの内部の様子と庭の紅葉は、こちらが、より詳細です。
この場所に明治維新の志士たちが訪れ密議をしたかと思うと、なかなか感慨深いものがある。今現在でも、京都の中にあって特に便利なところでもないのに、幕末にここでとは。


さて、来た道と別の道から南下。途中にある岩倉図書館にて休憩。

たまたま手に取った、『映画行脚』(河出書房新社池波正太郎淀川長治)を読み始めたら止まらない。
トイレ休憩のつもりが、1時間以上いてついに上記の本を借りてしまいました(笑)
映画行脚


↓これ見てぼんやりしていた

図書館を出て、今度は南東の方面に。歩いている最中、気に入った景色に見とれ、ゆっくりと三宅八幡神社に到着。

三宅八幡神社】
この辺りは古くは小野郷と呼ばれ、小野氏の居住する地域であった。
 社伝によると、推古天皇の時代、小野妹子が遣隋使として筑紫を過ぎる時、病に罹ったので宇佐八幡に祈願をこめたところ、直ちに平癒したので、帰朝後、宇佐八幡を勧請したのがこの社の起源であるといわれる。祭神は応神天皇である。俗に「虫八幡」といい、子供の疳の虫除けの神として幕末期より崇敬を集めており、特に9月15日に行われる例祭には子供連れの参詣者で大いに賑わう。
 東方には、慶長年間、石棺及び墓誌(国宝)が発掘された小野毛人の墓がある。墓誌には天武天皇五年(677)の年号が銘刻されているので名高い。左京区上高野三宅町
京都市観光文化情報システムより

夕闇の迫る中、人もまばらで予想外に見事な紅葉でした。実相寺の喧噪とは大違いで、のんびりベンチに座って持参の紅茶をいただきました。


辺りも暗くなってきて、帰途につきました。
ゆったりと歩き紅葉を楽しみました。さあ、次は鷺ノ森神社や曼殊院に行こうかと予定しております。