NAXOSレーベルの私的楽しみ方−その1−

以前、東京ヒルトンさんがブログで、NAXOSから発売されている「BEATLES GO BAROQUE」の紹介をされていた。
また、shiroppさんも「ナクソスで新たな喜び発見」という記事で、このレーベルの魅力を詳細に紹介されている。


さて、ボクはというと、NAXOSレーベルは廉価ということも後押しして、珍しい曲や若手のアルバムをよく購入している。それと、SP盤から復刻されたものとかジャズのアルバムとかも購入している。


CDをチェックしてみたら、結構な枚数所有していることがわかった。
今回は、期待の新進演奏家リサイタル・シリーズと銘打たれたアルバムを紹介。

福間洸太朗(p.)『シューマン:アベッグ変奏曲・8つのノヴェレッテ他』


彼は一度TVで中村紘子さんからレッスンを受けているのを見たことがあるような気がするが、それほど頻繁に名前を聞くピアニストではない。このアルバムの購入も「ノヴェレッテ」が収録されていたからにすぎない。


ちなみにノヴェレッテの1曲目が、大林宣彦監督『ふたり』のなかで主人公役の石田ひかりが劇中で弾いている。それが、とても印象に残っている。
同曲異演奏のアルバムでは、ホロビッツ盤も所有している。 個人的に映画での印象が強いので、円熟味のあるホロビッツのものより、初々しい福間の方が、しっくりしたことは否めない。
ただこれは、演奏の優越ではなく、単純に好みの問題です。
ホロビッツなんて……」というアホなこと考えてませんから。念のため。


決して、年令に似合わない円熟したタッチとか、類い希なるテクニックとかで惹かれているわけではない。
とにかく全体をとおして初々しい演奏。そんな印象だ。これはこれで、楽しめるし愛聴している。