京の大晦日を歩く


晦日である。今年最後の散策。
ここ2週間ばかりはほとんど仕事仕事で出歩けなかった。よって、どこまで歩けるかだが、まあ足の向くまま気の向くまま、午前10時過ぎに家を出る。
北大路通りを西に。途中、賀茂川を渡るときに南東方面をパチリ。
北大路通りから南東方面を臨む


そして、堀川通を越えて、新大宮商店街へ。
新大宮商店街を歩くも、人通りが多くない。やはり買い出しは大型スーパーに向うのだろうか?
でも、昔ながらの庶民の店。この商店街には、そんな感じの店が多いように思う。


少し早めの昼食を商店街内の蕎麦屋「蕎麦鶴」で頂く。注文は天麩羅蕎麦。
カウンター10席ほどの店に初老の夫婦とその娘さんとおぼしき女性、三人で忙しく立ち振る舞っている。
天麩羅は、やや小ぶりの海老ながら目の前で揚げてくれて、ぷりぷりした食感が心地良い。汁まですっかり飲んでしまった。美味しかった。ご馳走様でした(笑)


大宮通を南下。わき道に注意しながら歩くと、民家を改装した小さなカフェが幾つか目に付く。
途中の路地から黒門通に移り、そして南下。
目指すは、二条シネマズ。勿論、『シャイン・ア・ライト』がお目当てだ。
と、ところが……。上映は午後6時が初回で、深夜まで3回ある。
しかしねえ、大晦日に遅くまで家に戻らないのはヤ・バ・イ(苦笑)


というわけで、本日の映画はあきらめて散策を続ける。
三条商店街を東に進み、烏丸通まで歩く。


チップス先生さようなら (新潮文庫)
ここで、コーヒーブレイク。
持参した文庫本『チップス先生さようなら』を読み始める。11月の古本祭で購入したもの。なかなか時間が取れなかったが、ようやくゆったりとした気分でページを開くことができた→やはり読書はこうでなければ。


ゆっくり休憩を取って、スタミナ回復(笑) 
錦市場を歩く前に、大丸百貨店で連れ合い&娘に洋菓子を購入。ボクには、ドラ焼きと煎餅。
どうも、高級品はボクの口には合わないようで……(笑)
さらに、大丸店内のCD店へ。


ベートーヴェン:交響曲第9番
今年購入の第9を物色。たまたま、小澤征爾&ニューフィルハーモニア管弦楽団のものを目にする。
これ、ボクが高校生のとき話題になった演奏。CDの帯を見たら「レコード・アカデミー賞を受賞」とあった。
このアルバム、高校時代、財布が軽くて?買えなかったもの。躊躇なくレジに向かう。


そして、錦市場へ。
ここは、予想通り、とんでもない人出。写真の一枚も撮ろうかと思ったが、あきらめる。(まあ来年もあるさ)
各地元の商店街は人がまばらなのに、ここだけはすごい賑わいだ。


錦市場は、各お店に正月用の品物が並ぶ。
堀川牛蒡や金時人参や海老芋といった食材から、出し巻き卵・鰻の蒲焼き・焼き鯛・千枚漬けといった食品を横目で見ながら歩く。


その後、ぶらぶらと寺町通を歩き、行きつけの本屋やCDショップに立ち寄り、帰路に着く。
鴨川の川べりを寒風を受けながら歩くものの、早足なので寒くない。むしろうっすら背中に汗をかいている(笑)



午後6時前に帰宅。本日もすべて徒歩にて移動。いい運動になりました!

ブログを訪問してくださる皆様も、無事に新年を迎えてください。
ボクは、おそらく新年も歩き続ける、と思います。