ミニオフ会&祇園祭・宵々々山

本日は、仕事をお休みしにして、tougyouさんとオフ会も兼ねた祇園祭の「鉾」&「山」巡り。
阪急烏丸駅で落ち合い、室町通りを四条から北上して、見学。
気温はとっくに30度を超えている。
でも、人出はまだそれなり。故にじっくりと鉾にかけられている織物を見ることが出来た。


この時期、各商店では伝来の屏風等の美術品を店先に展示。
いわゆる国宝クラスのものはないが、二百年三百年と受け継いだ美術品に京の町衆の伝統と誇りを感じる。
展示品をお店の主人や若主人が丁寧に説明している。
顔つきが、溝口健二の『祇園の姉妹』に登場する旦那衆そのもの。
失礼を承知で、横目で展示品よりお店の主人の顔を眺めていた(笑)


昼食に行きつけのお店に案内し、寿司をつまみビールを飲みながら、映画や音楽や本の話に花が咲く。
tougyouさんの知識の広さと深さに、教えられること多々。
気がつくと時計は2時を過ぎている。



店を後にして、また見学に。観光客の多く行きかう室町通新町通を避けて、西洞院通に出て南下。
「芦刈山」「油天神山」「太子山」「岩戸山」といった、観光客があまり来ない「鉾」と比べたら素朴な「山」を見学して回る。
これまで著名「鉾」ばかり見学してきたので、未見の「山」を間近で見られて有意義であった。
また、途中、「道元禅師示寂の地」を通る。不勉強なボクは、ここにあることを初めて知った。


その後、「鶏鉾」「函谷鉾」「長刀鉾」といった有名どころを見てから、鴨川方面に向かう。
夕立の降る最中、コーヒーで休憩。
雨上がりのやや涼しくなってから、鴨川べりを散策しながら歴史談義を楽しむ。


日もようやく傾き、腰を落ち着けて話がしたくなった。
当初予定の台湾料理のお店は定休日だったので、急遽、行きつけの店・ネパール料理「ヒマラヤ」に。
ビールでのどを潤し、ネパール料理を楽しみながら、映画の話を大いに楽しむ。


tougyouさんより、名画のビデオを多数お借りした上、『大アンケートによる 日本映画ベスト150』(文藝春秋編)をプレゼントしていただく。感謝感謝です。


大アンケートによる日本映画ベスト150 (文春文庫―ビジュアル版)

話も尽きないのだが、時計が早くも8時を過ぎようとしている。
神戸にお住まいのtougyouさんのタイムリミットが近づく。惜しみながらも再会を約し、帰路に着く。


「鉾」&「山」の写真については、宵々山に日が落ちてから繰り出し、撮ってくる予定です。
本日は、tongyouさんのアドバイスに従い、携帯でパシパシ撮影するオバサンを横目に、海馬にしっかり焼き付ける。